グリーフケアサロン「わだち」

大切な人を看送った方が遺されたものとしての思いを自由に話し、共通の体験を語り合うことが出来る「場」を藤沢の地域のなかに作ろうと思い立ち「わだち」を設立しました。 

代表 鈴木克典

 2019年度開催予定

毎月第4土曜日 

427日(土)10:3012:00

525日(土)10:3012:00

622日(土)10:3012:00

727日(土)10:3012:00

824日(土)10:3012:00

928日(土)10:3012:00

1026日(土)10:3012:00

1123日(土)10:3012:00 

1228日(土)10:3012:00

参加者の声

2019年8月ご遺族サロン「わだち」開催報告

残暑厳しい中、7名の参加がありました。
今回は、ご家族の闘病生活から現在までのそれぞれの体験を語られました。
「冷静な自分と悲嘆の中で苦しむ自分」そんな狭間で揺れ動く中、悲嘆反応やコーピングは様々でした。
泣く事しか出来なかった方、手相占いに頼る方、犬の世話で癒されている方、傾聴ボランティアや介護の仕事を始めた方、弱音を吐かず悲しみを逃避するようにバイトや大学生活に没頭する娘さん。
死別後の月日や立場が違っても自らの体験と重ね参加者同士で寄り添われていました。
そして最後は「人生のどん底を体験した先は上がるしかない」「辛いのは自分一人ではなかったんだ」と悲しみに向き合いながらも新しい生活に取り組まれていました。
冷静な自分と悲嘆の中で苦しみ揺らぎはあるけれども「死別の悲しみを忘れて回復するのではなく、死別の悲しみを抱えながらもその人らしく生きる事」をされていました。
暑い中、汗と涙を流された参加者の後ろ姿を見送りながら、「わだち」が憩いの場となりその人らしく生きれる事を支え続けたいと思いました。

看護師H

 

2019年7月ご遺族サロン「わだち」開催報告

 

梅雨の明けきらない7月最後の土曜日、蒸し暑く雨もぱらつきましたが、わだちには5名の参加者さんがお越しくださいました。お久しぶりのご夫婦のご主人様、今回大きな手術を終えられたとのことで、皆さんのお祝いや労いの言葉から始まりました。体調はだいぶ良いようで、病気をしてから食事を気を付け、タバコも止めたとのこと。ご夫婦とも明るいお顔をされていました。
お一人の参加者さんから、今本人の部屋を片付けようとしているのだけれど、アルバムを見つけてしまい、写真や洋服などなかなか整理ができないとのことでしたが、皆さんも同じで、整理なんかできない、気持ちの整理も時間が解決してくれるというけれど、時間が経てば経つほど辛いと思った時期もあった、過去の話にされてしまうが、当時者はそうはならない、と。
一方で、吹き矢の大会が明日にある、陶芸にチャレンジしているといった話題や、手相を見てもらい、色々と考えさせられてしまったお話、京都の放火の事件のことなど、5人から様々な話題があり、スタッフの買ってきた若鮎のお菓子も好評であっと言う間の時間でした。
3回目の参加者さん、まだまだ気持ちの整理の途中ですが、だいぶ笑顔もみられるようになったことに我々スタッフもうれしい気持ちになりました。
なかなか第一歩が踏み出せないものではあると思いますが、来月もスタッフ一同お待ちしておりますので是非お気軽にご参加ください。
ケアマネジャー 松尾

 

2019年5月 ご遺族サロン「わだち」の開催報告

令和最初の「わだち」には、初参加の方1名を含む5名の参加がありました。

家で最期まで看れなかったことを振り返る方、親としてどうしてあげることも出来ずに子どもを看送ったときの気持ちを話される方、各々が各々の思いを言葉にしていらっしゃいました。
それぞれが紡ぎ出す言葉に耳を傾け、共感し合い、励ましあったりしました。

今回は「紫陽花」をテーマにお花、お菓子を用意致しました。閉会の少し前には、温かいお茶とお菓子を食べながら趣味活動の話をしたり、体を労いあう姿もありました。短い時間ですが、お互いを気遣い合う関係が出来ているようです。
参加者それぞれ故人との関係性や境遇は違いますが、辿って来た心の道には共通する部分があるのだと思います。だからこそ分かり合えたり、自ら話し、参加者の話を聞くことで、自分自身を見つめる機会になるのかもしれません。

「誰にでも話せることではありません。」「ここでは思っていることを何でも話せるから毎月楽しみにしているんです。」「話すことで、もやもやしていたものが晴れて気持ちが整理できた。」という声もありました。
これからも毎月第4土曜日10時半〜安心してお話をできる場所を提供して参ります。

ケアマネジャー C.U

 

2019年4月 ご遺族サロン「わだち」の開催報告

平成最後の「わだち」には4名の参加がありました。
このところ続いている交通事故のニュースに「大切な人を失う辛さと怖さを思い出して、テレビを観ていられなくなっちゃうんです。」と話してくださった●●さん。優しく繊細な感性の持ち主であるがゆえ、痛ましいニュースはもちろんのこと、時には知人や友人からの何気ない言葉にも過敏に反応してしまい、励ましの言葉や慰めの言葉でさえ、かえって辛く感じてしまうことがあります。
また、故人と同年代の人を街で見ていたたまれない気持ちになることもあるというエピソードには、他の皆さんも同じように感じたことがあるようで各々のエピソードも聴かれました。
時間の経過のなかで、お別れした直後とは違う辛さや悲しみとあらたに向き合いながら、「いつまでも悲しんでいても仕方がないし、とにかく今日をありがたいと思って生きています。」、「泣いてばかりなんて故人も望んでいないでしょう」と自分を奮い立たせてみたり、残った家族がいるということの幸せを感じたり、趣味活動に熱中したり、習い事を通じて新しいつながりを育んだり、各々のペースで日々過ごされています。
沸いてくる思いに涙が溢れてしまうこともあるけれど、「前を向いてやっていきましょう!」と互いに元気を分け合って、平成最後の「わだち」」は結びとなりました。

参加のみなさんから、「わだちに来ると表面だけではない付き合いができる。」、「家族とも友人とも違うつながりを感じる。」、「思っていることを何でも素直に言葉に出来る。」、「ついついおしゃべりし過ぎちゃうことはあるけれどね(笑)。」という声をいただきました。
 思っていること、感じていることを言葉にしてみると少し気持ちが軽くなるかもしれません。令和になっても皆さんが安心してお話できる場を準備して、これからも毎月第4土曜日に「わだち」を開催してまいります。

代表 鈴木克典